スプレッドとは
ニュースなどで為替レートが報じられる時に、「現在の外国為替市場は1ドル108円70銭から73銭の間で取引されています。」などといった表現がされますが、これは1ドルを買う場合の値段が108円73銭で、1ドルを売る場合の値段は108円70銭という意味になります。
為替レートの変化を利用しながら通貨の売り買いをするのがFXです。
スプレッドとは、通貨の売り買いをする際、通貨を売る時の値段(Bid)と通貨を買う時の値段(Ask)の差のことを「スプレッド」いいます。
例えば、あるFX会社が米ドル/円で、レートが「108円70銭-108円73銭」の場合であれば、スプレッドは0.3銭ということになり、右の画面のように米ドル/円で、レートが「123.525-528」の場合であれば、スプレッドは0.3銭ということになります。
これは取引者にとってコストになりますので、FXをするにあたっては、取引手数料だけでなく、スプレッドにも注意することが必要であります。
通貨ペア 売値(BID) 買値(ASK) スプレッド
米ドル/円 123.525円 123.528円 0.003円=0.3銭
スプレッドの違いによるコストの差
スプレッドはFX会社によって異なります。
例えば、米ドル/円スプレッドが「1銭のA社」と「0.3銭のB社」で1万通貨の取引を5回したとします。
A社:10,000通貨×スプレッド 0.01×5回=500円のコスト
B社:10,000通貨×スプレッド0.003×5回=150円のコスト
たった10回の取引でこれだけの3,000円のコストの差が出ました。
FX初心者の方は取引手数料だけではなく、スプレッドが低いFX会社を選ぶことともポイントです。相場が大きく変動した際に、スプレッドも大きく変動する会社もございますのでご注意ください。